鳴葉ちゃんはにこりと笑うと無言でチョップしてきた!
うー。冷たいよ、鳴葉ちん。
「どうしたんですか、鳴葉さん。今日は妙にイラついてますね」
「あたりまえだろ。っつーか黙れヘタレ」
「ヘタ・・・」
「やーいヘタレヘタレー。ヘタレ竹郎ー!!」
「亜龍も静かにしなさい」
「うにー」
「鳴葉君、本当に大丈夫?」
「大丈夫なわけないでしょ!?足痛いのに理事長室まで歩くんだよ!?ありえない!死ぬ!用事があるなら自分から来いよ、ハゲがぁっ」
「ちょっ鳴葉ちゃん、キャラ壊れすぎだって」
鳴葉ちゃんはバシビシ竹郎を叩きながら怒ってる。
それを僕と雅孝君はちょっと遠くで見ている(巻き込まれるのやだ♡)
「んじゃーお姫サマだっこね♡」
「へ?」「は?」「・・・」
僕はブンブン動く鳴葉ちゃんの腕を掴むとギューッとだきついて有無を言わさずお姫サマだっこをした。
「ちょっ亜龍おろしなさいよっ」
「いーや♡あとちょっとなんだからガ♥マ♥ンー!」
「亜龍さん・・・」
「・・・・」
あきらかにちっこいボクが鳴葉ちゃんをだっこしてる様子は異色を放っていて、すれ違う生徒たちはみんな僕らを見てる。
えへへー。鳴葉ちゃんは可愛いもんねーい♡
「もう、亜龍!!」
「それ以上さわぐとちゅーするよ、鳴葉ちん♡」
「・・・スミマセン。静かにします」
デジャブてきな何かを感じたけどまあいっか。
静かになった鳴葉ちゃんは理事長室につくまで僕の腕の中にいた。
はぅ。かわいいよぅ♡
[鳴葉]
何なんだろうこの状況は...
いや、生徒さん方が振り返るのも分かるよ。私だって振り返るだろうよ。
何故お姫様だっこされにゃならんのだ!!!
反対もできないし、後ろにいる2人は何考えてるのか想像もしたくない。
....イコール、私は黙っていることしかできないという結論。
楽だしこのままでいいや。名前の響きだけは気に入らないけどね。
「本当に何の用でしょうか。いつもは鳴葉さんだけなのに」
「い−じゃんいーじゃんっ楽しければいいんだよ♡」
「まぁ、自分はサボれるなら別に...」
「それは賛成」
この状況を無視しつつ歩き続けると、理事長室に着いた。
だけど、亜龍がそのまま中に入ろうとした。
「亜龍おろして」
「いやだー。だって鳴葉ちゃんかわい「おろさないと口きかないから」...ぶーぅ。しかたないなぁー」
しぶしぶおろしてくれたよ....こんな姿見られたらなめられるよ。もう。
亜龍はノックもせずに勢いよくドアを開けていた。
「ちっす理事ちょーっ僕たちに何の用なのー?殺人事件ゴッコやるのー?」
「....ちょっ...亜龍さん!?」
「はぁ。まぁ、ほかっとこうか」
「鳴葉君機嫌治ってないね」
入るなり私たちは言いたい放題言っていた。
亜龍と竹郎は言い合い始めるし、雅さんはノンキにソファに座り出すし、自由すぎるぜお前ら!!
はぁ。私が話を進めるしかないんだよね、やっぱり。
「ほら、亜龍もそこのビン底めがねも座って。んで理事長は、
「鳴葉ちゃんのとっなりーぃ♡」
「鳴葉君......」
「ビン底めがねじゃ「黙ってろヘタレ」......ぅ.......」
笑顔で竹郎黙らせたら雅さんも何も言わなかった。ごめんよ。
亜龍は私のとなりでおとなしくしてる。.....おとなしくできるんじゃないOTL