――黒陽組幹部。そこにはそう書かれていた。
俺のもらった名刺に書かれていた「株式会社 ミクロ」の陰の実力者。それが黒陽組。
 …そういえばバラシ屋に殺された奴って、黒塚組だったよな。
あれっ?でも確か黒陽組と黒塚組って仲良かったような気がするけど…。
いつの間に仲悪くなったんだ?
 ―オメェここ1年それ調べてなかっただろ。
ああ、そういえば、そうだな。もう1回調べとくべきかな…。
あっ、もう時間だ。
他の書類は帰ってから読むか。
さて、行くか…。

[亜龍]

「おっはよー竹郎☆今日も朝日がまぶしいネっ」
「・・・・・・」
「あははー絶句?!絶句って最高だよぉ竹郎☆ってうわぁ、今度はあらかさまに嫌な顔をしてくれるねぇぃ。何何?僕とあえたのがそんなに嬉しかった?いやあ、ありがたいねぃ。でも、僕の助手席はすでに鳴葉ちゃん用に予約済みなんだぁ。あ、それとも竹郎は助手席より二ケツ派?じゃあごめんねー。僕バイクで二ケツはしない派なんだーって....竹郎、どうしたの?また固まっちゃってvV」
「朝早くから人ん家おしかけといて何言ってんスか」
「エへへ♡亜龍君竹郎が何言ってるかわかんなーい☆」
「・・・・・」
昨日の制裁のせいで僕は眠れなかった。
体中の血液が沸騰したみたいに熱くなって気付けば太陽がサンサンと輝き出していた。
一応服に付いた血液を洗い落としてクリーニング(24時間営業の))に出すことはしたけど
なーんにもやる事がなかった。
本当は鳴葉ちゃんのトコロに行きたかったケド、鳴葉ちゃんは鼻がきくから遠慮しといた。
別にバレても平気なんだけど、また壊れちゃったりしたら困るからねぃ。
だから竹郎のトコロに来たんだけど・・・正解だったネ♡竹郎超面白い(≧∀≦)
「って竹郎その左ほっぺのバンソーコーどーしたの?」
「亜龍さんこそ手どうしたんですか?」
竹郎の左ほっぺをつっついたら、竹郎に手首を捕まれた。
 ズキリッと痛みだしたそこは、白い包帯に透けるよう、赤いシミが浮きでた。
「うっふふー♪リストカット♡って言えば納得??」
「・・・はぁ。あまり鳴葉さんに心配かけないで下さいよ?まぁ、貴方がそんなことするとは思いませんけど。っていうか、手のひらでどうやってリスカするんですか」
「内緒だよ☆んで竹郎の怪我は何で?why?」
「あー。猫にひっかかれました。もう、痛くて泣きそうですよ」
「ふーん。へーほー」
「...亜龍さん。聞いといて興味なくさないでくださいよ」
「りょーかーい。わかってるよーっつーか、いつまで僕の手持ってるわけ?殺すよ(≧∀≦)」
「・・・笑顔で殺すとか言わないで下さいよ(´Α`)手当てしますから、少し待ってて下さい」
「ラジャー」
竹労は僕の手を放すと救急箱を取りに入った。
紅く染まりだした包帯は昨日のことを思い出させた。
昨日、処理屋の姿を初めて見た。
まぁお互い2度と顔をあわせることないと思っていたケド、僕たちは殺り合った。
『自分の情報の漏出は最小限にしろ』という暗黙のルールにもとづいて。
でも結局僕らはどちらかが死ぬ前に時間切れになっちゃったんだけど。
その時に僕は左手にブスリとナイフを刺され、処理屋は右足にブスリとボールペンを刺された。
んー。痛み分けとはいかなかったケド、お互いに深手を負ったから、しばらく会うことはないだろう(´∀`)
「あ、竹郎さんきぅー♡あんま痛くすんなよ☆」
救急箱を手にやってきた竹郎に僕は笑顔でそう言った。

[鳴葉]

仕事から帰ってきて、俺は少し眠った。それだけでは足りないだろうから、今日の体育は見学....というか、保健室で寝てよう。どうせ、昨日のキズを負ったこの足じゃ体育なんてできないしね。
バラシ屋の野郎....処理が終わったと思ったらしかけてきやがって.....おかげで足が使えない。
もう会いたくないな。会うこともないだろうし。
それよりも....このケガどう言い訳しようか。竹郎と雅さんはまだいいとして、亜龍は大変だろう。
とりあえずー........通り魔にでも会ったという事にしておこうか。
そろそろ学校に行こう。今日は歩きだからめんどいな。
○  ○  ○  ○
「.....あれ?雅さんじゃん。どうかしたの?」
「おはよう鳴葉君。亜龍君に君を連れてくるように言われたんでね」
「わざわざ....ありがとう(‐ш‐,)そして、おはよう」


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