でも俺なんか全然有名じゃないし。
なにしろ、俺の正体はバレてないはずだし。
あ、それ言ったら他の奴も同じか。
・・・はぁ・・・。
こんだけ動きあるってことは、やっぱ背後(バック)に結構人いるんだろうな。
・・・ってことは、そろそろ俺に仕事が来るかもしれない。
たまには俺自身がまきこまれるのもいいもんだ。
案外おもしろいからな。
ああ、そういやいつもの場所で集合って亜龍さんが送ってきてたな。
この場所からだと・・・あっちか。
・・・やっぱ北崎バラシたのって、さっきのあいつじゃねぇよな。
あいつはあきらかにやってねぇような感じがしたし。
じゃあ・・・誰だ?
・・・もしかして・・・あの裏で有名な『ばらし屋』か?
・・・十分あり得る話だ。
あんな芸術(アート)的なバラシ方するのはそいつぐらいしか思いつかない。
まぁ・・・他にもそんな奴がいるのかもしれないが。
『ばらし屋』が動いてるんだったら、『処理屋』も動いてるだろうな。
その他諸々も。
おもしろい。
胸が高鳴る。
笑えてくるよ。
ク、ク、ク、ハハハハハ・・・・・・
――うるせぇぞ、てめぇ。
つい、くせが出てしまった。
――気、狂わさないでくださいよ。私達に迷惑ですから。
はいはい。
俺が気を狂わすなんて・・・ありえない。
これ以上、どうやって狂うんだ?
――まぁ、それもそうだけど・・・。
・・・っと、いつもの場所か。
亜龍さんは・・・。
・・・って亜龍さんまた寝てるし。
はぁ・・・あきれた。

[亜龍]

「はぁ・・・あきれたってどーいうことかな?たーけ郎君♡
まさか、この僕に向かって言ったんじゃないよねー?」
「あ・・・亜龍さん起きてたんですか!?っていうか僕声に・・・」
寝てると思った僕がいきなり起きたことにびっくりした竹郎は面白い程
びっくりした顔をしていた。雅孝君が見たら喜ぶだろうなー 
「うーうん出してないよー。でも竹郎ならそんな感じな事考えてそう(笑」
「そうですか・・・」
ため息ひとつついた竹郎は僕の向かえ側の席に腰をおとした。
「そーいえばさぁーみんなが来るの待ってる間にさぁー紙しばいつくったんだー。
聞いてくれる?それじゃあはじまりはじまりー 」
「え、俺の意見「昔むかーしある村にまるよという女の子がいましたー」は無視ですね」
あきれをまじえたため息をまたつくと、竹郎は静かに僕の話を聞いた。
「まるよはとてもとても独占欲の強い女の子で、自分の気に入ったものを他人に触れられるのが世界中で一番嫌いでした。
そんなある日、まるよは男の子と女の子に出会いました。
男の子は村で一番の人気者で女の子は村で一番優しい子でした。
最初は2人が自分の大切なものに触れてくるのが嫌で2人が大嫌いだったまるよでしたが、2人と一緒にいるうちに、2人にどんどんひかれていきました。
そして、2人はまるよのお気に入りになりました。
しかし、ここで大きな問題が発生したのです。
まるよはとてもとても、とてもとても独占欲の強い女の子だったので、
2人が自分以外の人間と仲良くするのが凄く凄く嫌だったのです。
『どうしたら2人は自分だけのものになるのかなぁ』
ぽつりとまるよはつぶやきました。すると、たくさんのそりゃもー大量のアイディアがまるよの頭の中に浮かんだのでした。もちろん、2人を自分だけのものにするための。
まるよがとった行動は2つ。1つは女の子の心をぐちゃぐちゃのめちゃめちゃにして心を壊すことにしました。もう1つは男の子を村一番の嫌われ者と思い込ませることをしました。


先頭へ

前へ       次へ
[1] [2] [3] … [17] … [27] [28] [29]

2年C組へ
トップへ