ガラッ!扉が開き誰かが入ってきた。

「回診で〜す。」
・・・なんだ医者か・・・。
「あれっ、なんでケータイ手に持ってんの?さっきの放送きかな・・・」
・・・ケータイしまうの忘れてたよ・・・。
「ふ〜ん。じゃ、いいけど・・・。とりあえず、血圧とか測りますよ〜。」
「さっさとやっちゃってください。」
あ〜、早く電話かけてぇ・・・。
「傷口の様子見ま〜す・・・うわっ・・・」
「何日ぐらいで退院できますか?」
「・・・君、回復早いね〜。まぁこの様子だと3日ぐらいだと思いますよ。」
3日か・・・3日もここにいなきゃいけないのか・・・。
「もう、動き回っていいっすか?」
「・・・激しくない程度ならいいよ。まっ、あばれたら入院期間が長くなるだけだけどね。」
よしっ、じゃあ早速動き回るとしよう。

「じゃ、明日こっちに診察に来てね〜。あっそうそう私は担当医の矢桐久美だから。覚えといてね〜。」
やっと医者が出て行った。
・・・それにしても、やけにテンションの高い医者だったな。
さて、公衆電話んとこ行くか・・・。

――あったあった。
テレホンカードは・・・使えるか。
よしっ、じゃあかけますか・・・。

カチッ、カチッ・・・トゥルルルルル、トゥルルルルル・・・ガチャ!
よしっ、つながった。
『・・・お客様のおかけになった電話は、現在電源が入っていないか、電波の届かない場所にあります。もう一度おかけ直しください。・・・お客様の・・・』
ガチャン!
くそっ、電源切りやがったな・・・。
はぁ・・・。
また院内放送か・・・。
『・・・まもなく夕食の時間です。入院患者様は病室にお戻りください。・・・まもなく夕食・・・・・・』
もうめしか・・・。
あきらめて病室に戻るとするか・・・。
はぁ・・・。

ふと外を見ると夕日が沈みかけていた。
俺をむなしく照らして。

[亜龍]

「ふーんふふーーん 」
北崎君のトコロを出た僕は、鼻うたまじりでぶらぶら歩いていた。なにしろ、面白いコトがわかって、しかも事件の真実が見えてきたしぃー 
「むー。これで鳴葉ちゃんがいてくれれば最高に最強なのにぃー 」
他の人たちが歩いているのも無視して僕は大声で喋る。世界は僕を中心にまわってるー♡♡
       ドンッ
「わっご・・・ごめんなさいっっ」
「いいよー。大丈夫かーい少年??」
僕にぶつかってきたのは僕より少し小さい男の子だった。ムー。どっかで見たことあるんだけどぉー 
「僕は大丈夫だよお兄ちゃん」
「お兄ちゃん・・・まあいいや 君名前は?僕は亜龍だよ☆」
「えっと・・・僕は良太郎・・・北崎良太郎です」
「よろしくねー。ところで君ここで何してんの?病気?怪我?」
「違うよー。あのね。お母さんが病院にスグ来てって言ったの。良ちゃんに何かあったみたいなの」
「りょうちゃん?」
「良輔君だよー。僕の兄弟なの」
「ふーん。そうなんだー『北崎良太郎君、保護者の方が探しています。至急第三医務室まで来て下さい。くり返します・・・』って呼ばれてるね良ちぃ。」
僕の言葉を遮る様にアナウンスがはいりやがった(≧A≦)


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